image

マーケットに適した店舗開発戦略

成長ロードマップ図 (第1フェーズ~第3フェーズ)

画像:成長ロードマップ
(クリックして拡大)

中長期成長ロードマップに基づく主な取り組み

Withコロナで生まれた
新たな出店余地に対応したストアポートフォリオの構築

執行役員
店舗開発本部マネージングディレクター
梅木 郁男

周辺地域の市場データや既存店舗から収集したビッグデータをもとにマーケットを分析。当社グループの経営資源を最大限活用し、新店、転換、リモデル(店舗改装)、業態開発による売上成長を目指します。

2020年度より続く新型コロナウイルスの影響で、人々のライフスタイルは大きく変化し、外食を取り巻くマーケット環境も激変しています。外食において厳しい経営状況が続いている一方で、新たな外食の利用動機や出店余地が生まれており、これまでとは異なる手法での店舗展開や店舗レイアウトの刷新が求められています。
当社は20以上の業態を持ち、全国各地の郊外や駅前、ショッピングセンターなど異なるマーケットに対応した業態の出店や転換を可能にしてきました。今後時代のニーズに合わせた新たな店舗レイアウトや業態開発も視野に店舗開発を進めており、外食市場を成長市場へと高めていきたいと考えています。また、国内のみならず、世界の多彩な食市場に最適な業態を厳選し、現地のニーズにきめ細やかに対応しながら台湾・東南アジア・米国を中心とした多店舗展開を進める準備をしています。

新しい生活様式を取り入れたリモデル( 店舗改装)

変化する利用動機に対応した店舗レイアウトやデザイン

ファミリーでの食事が来店動機の中心だったファミリーレストランは、時代とともに様相を変えています。少子高齢化やコロナ禍において少人数でのご利用が増え、食事以外にテレワークやカフェ、気軽にお酒を楽しむなどのご利用動機も広がりつつあります。当社では、そうした多様な客層やご利用動機に対応するため、各業態ごとのリモデル方針を新たに確立いたしました。
例えばステーキガストでは、ステーキのディナーレストランの専門店として、落ち着きのある半個室空間を演出した店内レイアウトに刷新した他、リモデル時に、それぞれの店舗の立地や客層に合わせてお一人様需要拡大に対応したカウンター席を導入、新店・転換・リモデル店でトイレのブースにユニバーサルデザイン対応の打掛錠を導入するなど、時代の変化にきめ細かく対応しています。
2021年度は106店舗のリモデルを実施し、4.8%の売上効果を得ました。リモデル効果の最大化を目指し、様々な立地や店舗タイプに合わせたサイン看板やレイアウト改善を重ね、2022年度は約360店規模でのリモデルを予定しています。

非接触ニーズへの対応

コロナ禍で非接触のニーズが高まる中、席間をとった客席レイアウトやソファ席の背もたれの高さの確保、隣席とのパーテーションの活用、またトイレのドアを開ける際に手を使わないアタッチメントを導入する等、お客様が安心してご来店できる環境づくりを整備しています。

W i t hコロナで生まれた新たな出店余地

2023年度に新規出店を再開

これまでコロナ禍で新規出店を抑制していましたが、2023年度に向けた新店の物件開発を2022年度より再開しました。コロナ禍の影響を受け、同業種や異業種を問わず駅前の撤退物件が増えており、優良立地に新たな出店余地が生まれています。データ分析に基づいて全国のそうした出店余地を見極め、ガストやバーミヤン、夢庵など、当社の持つ多様なストアポートフォリオを活かした出店戦略を着実に進めていきます。
また、コロナ禍でも好調な専門店業態は、全社の売上、収益拡大に大きく寄与しており、今後カフェ業態の「むさしの森珈琲」やハワイの体験を楽しめる「La Ohana」、回転寿司の「魚屋路」などを含めた最適なストアポートフォリオを構築していきます。

既存店舗のさらなる発展

多彩な業態を活かした業態転換

当社グループで展開する業態は、基本的な店舗の構造がグループ内で共通しており、地域のニーズに合わせて店舗を他業態に転換することが可能です。当社グループの業態転換の特徴は、1店舗単位ではなく、エリア内にあるグループ店舗の配置を見直し、自社競合を解消してマーケットポテンシャルを最大限に引き出す「エリア最適配置」にあります。2021年度は、「むさしの森珈琲」「ガスト」「バーミヤン」「La Ohana」を中心に、73店舗の転換を実施し売上効果61.7%増を実現しました。2022年度は17店舗の転換を予定しています。

店舗資産の維持管理

お客様および従業員にとって安全安心な店舗空間を確保するため、2020年秋に、「安全予防点検チーム」を発足し、全国の店舗を対象とした安全点検や自然災害時の修繕、定期的な店舗内外装の保全を行っています。2022年度は、当社グループ会社であるすかいらーくD&M社の協力のもと、全店を対象にした「トイレ清掃プロジェクト」を発足し、経年による劣化の修理や美観の保全を実施しています。

オーナー様との信頼関係の構築

当社と賃貸借契約を結んでいるオーナー様が、全国に約2,000人いらっしゃいます。長期的に安定的な店舗運営を行っていく上で、オーナー様との信頼関係の構築は欠かせません。共同経営者としてともに成長することを目指し、コミュニケーションを重ねています。