海外展開

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台湾、マレーシア、米国へ着実に出店、3年間で約100店出店

すかいらーくグループは、2025年5月現在台湾に78店舗、マレーシアに19店舗、米国に2店舗を展開しています。国内の出店強化とともに、これまで新たな成長余地としてマーケット調査を重ねてきた台湾、東南アジア、米国の出店を広げていきます。一方で経済状況を注視し、当面は厳選した出店をする考えです。

マレーシア 中華系・マレー系と大きく2つの異なるターゲット層に向けたブランド戦略を展開

マレーシアは、平均年齢が29歳と非常に若く、子育て世代など消費意欲の旺盛な世代を中心に外食市場はいっそう成長していくとみています。
マレーシア市場は、マレー系と中華系の2つの大きな民族が融合した国家であり、その異なるターゲット層に向けたブランド戦略を展開することで、迅速な店舗網拡大を目指しています。具体的には、2025年1月にマレーシアで人気のすき焼き・しゃぶしゃぶレストラン「Suki-Ya」などを運営するCreateriesConsultancy Sdn. Bhd.(CCグループ)の全株式を取得し、子会社化いたしました。すかいらーくの有する「しゃぶ葉」とともに、マレーシアにおける店舗網を拡大し、東南アジア市場への本格的な進出を目指しています。

両社のシナジー

しゃぶしゃぶ系の2ブランドを持つことにより、調達、配送、店舗デザイン、人財教育など多くの分野で共通化でき、飛躍的に事業効率を高めることが可能となります。

  • 「 Suki-Ya」:豚肉とアルコールを提供しないムスリム向けの店舗でクアラルンプール首都圏に13店舗展開。ムスリムの人々の人気を集めている
  • 「 しゃぶ葉」:豚肉とアルコールを提供し、クアラルンプール首都圏に6店舗展開。中華系の人々を中心に高い支持をいただく

台湾 2024年12店舗出店 業績好調

店舗数・売上高を順調に伸ばし、2024年は「武蔵野森珈琲」、しゃぶしゃぶ専門店の「しゃぶ葉」、ステーキ専門店の「横浜牛排」など12店舗を出店しました。2023年に台北にすかいらーく新工場を設立したことによって、規模・製造能力が約2倍となり、今後の多店舗展開に向け、多彩なブランドの食材の一次加工を担っています。出店拡大の土台ができた中、毎年10店舗以上のペースで出店を計画しています。

【 台湾】の状況

米国 3年間で50店舗の出店を

オペレーションと収益構造の改善が進み、業績は非常に好調に推移しています。米国は日本と比べて3倍の客単価と2倍の客数が見込める市場であり、3~5店舗で実績を作ったのち、FCによる急速展開が可能になると考えています。米国においては、3年間で約50店舗の出店を計画しています。

News

米国ではファミリーでの食事はファストフードが中心ですが、しゃぶ葉はファミリー層に大きく支持されており、今後新しいファミリーレストランとしてのマーケットポジションを確立できるものと期待しています。1号店は年商5億円を超える高売上店舗に成長しており、2024年末に2号店がオープンしました。


米国1号店(シカゴ)の2024年の年商は5億円を超える高売上店舗