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脱炭素

方針・考え方

すかいらーくグループは、脱炭素社会の実現に向けて、Co2排出量の削減に取り組みます。

  1. 店舗・工場・本部での省エネルギー活動を推進します。
  2. 宅配・店舗配送等でのガソリン使用量の削減と環境配慮型車両の導入を推進します。
  3. 再生可能エネルギーの積極的な導入を図ります。

目標

短期目標 原単位で年平均1%以上改善
中期目標 2030年に
スコープ1+2         50.4%削減
スコープ 3                30%削減
スコープ1+2+3  37%削減
長期目標 2050年に実質ゼロに

補足

  • 原単位は、売上高百万円あたりのエネルギー等の使用量、排出量
  • 短期目標は、行政が求めるエネルギー使用量削減目標に準拠
  • CO2の中期・長期目標は、政府方針、 SBT(Science Based Targets)基準に準拠

リスク・機会

リスク 機会
規制強化と対応コストの増加
自然災害による営業停止、物流ネットワークの停止
お客様からの信頼獲得
省エネによるコスト削減

指標・KPI

主な指標 KPI
2030年 2050年
CO2削減率(スコープ1+2) 2018年比50.4%削減 ゼロ
CO2削減率(スコープ3) 2018年比30%削減 ゼロ
CO2削減率(スコープ1+2+3) 2018年比37%削減 ゼロ

活動事例

照明にLEDを導入

画像:照明にLEDを導入

電力使用量の削減に伴うCO2削減を目的に、店内の照明にLEDを積極的に導入しております。駅前を中心に出店している新規店舗6店においては、客席・厨房を含め店内の全ての照明にLEDを採用しております。これにより、店舗照明の消費電力量は、通常店舗の8分の1に抑えられ、CO2の削減に結びついています。今後は、新規店舗だけではなく、既存店舗にもLEDを導入し、環境にやさしい店づくりを実現して参ります。

業務用燃料電池を導入

画像:業務用燃料電池を導入

2017年12月、静岡県のバーミヤン国吉田店に業務用燃料電池(京セラ製『3kW SOFCシステム』)を導入しました。同機種を導入するのはファミリーレストランとしては初めてとなります。静岡県内に4店舗設置しており、2019年8月末までに、新たに東京都内のバーミヤン5店舗導入いたします。SOFCシステムは、都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電した電気を利用するとともに、発電時に発生する熱を給湯などに利用する業務用ガスコージェネレーションシステムです。
業務用燃料電池の導入店舗では、熱は厨房機器、電気は店内照明等に有効利用することで、省エネとCO2削減を実現します。今後も導入店舗の拡大を検討してまいります。

脱フロン・脱炭素社会実現のための取り組み

地球温暖化ガスの排出量削減を目的に、2019年度環境省が実施している脱フロン・低炭素社会の早期実現のための省エネ型自然冷媒機器導入加速化事業を利用し、西宮のセントラルキッチンにハンバーグフリーザーシステム、仙台のセントラルキッチンに畜氷冷却システムを導入しました。
西宮のハンバーグフリーザーでは年間約300トン、仙台のチラー設備では年間約260トンのCO2削減が見込まれます。
今後も環境負荷の少ない設備の導入を進めてまいります。

西宮セントラルキッチンのハンバーグフリーザーシステム

画像:西宮セントラルキッチンのハンバーグフリーザーシステム1

画像:西宮セントラルキッチンのハンバーグフリーザーシステム2

仙台セントラルキッチンの畜氷冷却システム

画像:仙台セントラルキッチンの畜氷冷却システム1

画像:仙台セントラルキッチンの畜氷冷却システム2

エコ箸の導入

ロゴ:エコ箸の導入

CO2削減の取り組みとして、ゴミを減らし、限られた資源を大切に使うことを目的に、使い捨ての割り箸から“繰り返して使えるお箸”「エコロジー箸」を使用しています。

気候変動に起因するリスクへの対応例

当社では気候変動によるリスクへの対応をさまざまな角度から進めています。
ジョナサンでは2021年9月に肉を使用していない、大豆ミートを使ったハンバーグを開発し、販売しました。牛の胃で生成されるメタンガスは二酸化炭素の約25倍の温室効果があるとされているように、畜肉が地球温暖化に与える影響は大きいと言われているため、大豆などの代替たんぱく質を活用したおいしい商品を開発しました。気候変動により現在と同じ食材が安価に入手できなくなることを将来的な気候変動リスクの一つとしてとらえ、その対応として代替食材を活用したメニューを積極的に研究・開発し、提供しています。
本商品はデジタルメニューブックにも「環境負荷がある畜産に比べて、地球の未来に優しいたんぱく源としても注目されています。」という説明を記載することで、お客様と共に環境に優しい食づくりを進めていくことを目指しています。