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株主通信 2021年

2021年1月1日~2021年6月30日
株式会社すかいらーくホールディングス
証券コード:3197

トップメッセージ

株主の皆様へ

コロナ後の事業環境を的確に捉え、
収益回復に向けた取り組みを着実に実行してまいります

日頃は格別のご厚情を賜り誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表し、お悔やみ申し上げます。また、医療従事者の方々をはじめ、感染拡大防止にご尽力されている多くの皆さまに深く敬意を表します。

2021年度上半期業績と今年度の見通しについて

2021年上半期は、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症影響を大きく受け、売上高は1,267億円(前年比124億円減)、となりました。前年同期比で59億円のコスト削減と22億円の原価低減を実施したことに加え時短協力金を計上し、営業利益は5億円(前年比185億円増)の黒字となりました。
長引くコロナ影響により厳しい経営環境が続きますが、引き続きのコスト削減と生産性改善により損益分岐点の引き下げを実行し、今年度の業績予想(売上高2,850億円、営業利益50億円)は据え置きといたします。

コロナ後のマーケット環境と経営戦略について

コロナ禍を経て、外食することの「意味」や「価値」は以前に増して求められるようになり、消費者の外食先の選別は今後ますます厳しいものとなってきています。コロナ禍で数多くの食を満たすソリューションが誕生した中で、テーブルサービスビジネスは、「家庭では味わえないメニュー」「品質」「価格価値」が一層求められます。また、「健康」「食品の安心安全」に配慮した商品への関心とニーズもますます高まっていきます。
このような消費動向に対応し、より多くの消費者からの支持を獲得し続けるため、レストランビジネスの肝となるメニュー / プロモーション戦略は次の方針で実行していきます。

メニュー戦略

増加する食事目的の来店ニーズに対応し、主食メニューのバリエーション強化など食事動機を高める品揃えを再構築します。また、付加価値の高いメニューをファミリーレストランのプライスゾーンでの提供、健康感や安心安全に配慮したメニュー開発、安くてボリュームのあるメニュー開発と他ブランドへの横展開を推進いたします。また、地域社会と密着したアルコール需要を開拓し、新規顧客の獲得を狙います。

プロモーション戦略

コロナ禍において広告宣伝費を抑制した中で、効率的なプロモーションミックスによる販促施策を実施しました。その効果や学びを基に継続して改善していきます。また、グーグルマイビジネス等の店舗検索情報サイトからの流入を促進します。この他、ディスカウントに頼らないブランド好感度を高めるプロモーションを積極的に展開していきます。一例として、今年の3-5月にかけてガストにおいて著名陶芸家デザインの「オリジナル小皿プレゼントキャンペーン」を実施し、女性顧客からの高い支持とリピート率増加の効果を得ることができました。

店舗開発戦略、生産性向上についても今後の成長に向けた重要な経営戦略と位置付けています

店舗開発戦略

当社の強みは、20以上のブランドからなる多彩なストアポートフォリオを有していること、日本全国の店舗に食材を届ける自社工場と物流網を構築していることです。現在、国内に約700店の出店余地があり、これらの強みを活かして効果的な業態転換と新規出店を進め、地域ごとの外食のポテンシャルを引き出していきます。むさしの森珈琲やLa Ohana(ハワイアン)など、専門店ブランドを中心とした業態転換は収益改善に大きく貢献しています。新規出店は、居ぬきなど好条件の物件を活用し、投資額を抑えた出店を今後推進していきます。また、コロナ禍で休止していた既存店舗のリモデルを今秋より再開し、既存店売上の向上を図ります。

コスト削減と生産性向上

コスト削減、原価低減、生産性改善の取り組みを継続強化し、損益分岐点の引き下げを行い、高収益体質への変革を推進いたします。メニュー改定頻度の見直し、食材のブランド間での共通化を進め、店舗人件費、生産性の向上、本部経費等の徹底したコスト削減を実行します。工場の生産工程の見直し、生産ラインの自動化、配送頻度の低減、内製品の拡大、食品ロス削減メニューへの改定等により、工場の生産性向上と原価低減を推進します。また、デジタルメニューブック導入により、店舗の生産性が大幅に改善しており、導入店舗を拡大していきます。

デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の進捗

「お客様の利便性」と「従業員の生産性向上」を目的としたデジタルトランスフォーメーションは、経営戦略を推進する基軸として、引き続き強化していきます。すかいらーくアプリの機能拡張を進めており、7月にテイクアウト注文・決済機能をリリースし、アプリからのご注文は売上純増に貢献するとともに、お客様の待ち時間の大幅削減と従業員の対応時間の効率化を実現しました。今後、宅配サイトとのID統合、新サービス(通販、店舗予約、デジタルボトルキープ、社食サービス、サブスク等)の機能拡張を計画しています。デジタルメニューブックはシニア顧客が多い和食業態の夢庵へも試験導入を行い、日当たり労働時間の改善とお客様の良い評価も得られ、年内に夢庵全店に導入を予定しています。また、宅配ドライバー専用アプリの機能強化により配達効率が向上し、エリア内の複数ブランドを配達する仕組みが構築が可能となり、エリア全体の売上増に貢献しています。この他、配膳ロボット導入の実験を開始し、生産性改善を検証の上、導入店舗の拡大を検討しています。

サステナビリティの推進

将来にわたる持続可能な企業成長に向けては、地球環境の保全を中心としたサステナビリティの取り組みが事業活動においても非常に重要であると認識しています。CO2排出削減、節水、食品ロス削減、プラスチック使用量削減など、今後も取り組みを推進・強化していきます。
また、当社は年金積立金管理運用独立行政法法人(GPIF)が採用する4つのESG指数(※)の全構成銘柄に選定されました。外食業界では初めての選出となり、6月よりインデックスに組み入れられました。

  • ※「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCI ジャパン ESG セレクト・リーダーズ指数」、「MSCI 日本株女性活躍指数(WIN)」、「S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数」

株主還元の方針について

当社は、「調整後当期利益の30%」を目標に継続的な配当を実施していくことを基本方針としています。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、中間期は無配とさせていただき、通期は未定といたしました。株主の皆様におかれましては、何卒ご理解いただき、今後とも一層のご支援とご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

株式会社すかいらーくホールディングス
代表取締役会長兼社長 谷 真

決算ハイライト

2021年度上期業績サマリー

単位:億円

2021年
第2四半期
2020年
第2四半期
前年比 2021年
上半期
2020年
上半期
前年比
売上高 618 523 18.1% 1,267 1,391 (8.9)%
既存店売上高 22.8% (5.9)
既存店客数 14.3% (7.0)
既存店客単価 7.4% 1.2%
営業利益 17 (181) - 5 (181) -
調整後当期利益 15 (192) - (4) (189) -
調整後ROE 1.0% (12.2)% 13.2% 1.0% (12.2)% 13.2%
店舗展開 新規出店9店、業態転換7店
店舗改装2店
新規出店30店、業態転換58店、
店舗改装2店
  • ※ 既存店定義:日本国内の13か月経過店舗、ブランド転換店含む、株主優待券の値引き分は含まない、客数はテイクアウト・デリバリー含む(テイクアウト・デリバリー売上高をイートイン客単価で割ったものをテイクアウト・デリバリー客数としている)
    ROEは直近12ヶ月の数値、業務転換は転換準備の為の未開店店舗4店舗を含む

デリバリー・テイクアウト売上高推移

デリバリー売上推移
グラフ:上半期累計 199億円(前年比+31.3%)

テイクアウト売上推移
グラフ:上半期累計 106億円(前年比+25.7%)

NEWS DIGIEST

NEWS 1:新型コロナウイルス安全・安心への対策

お客様と従業員の安全を第一に考え、店内外の飛沫感染・接触感染防止対策を徹底して行っています。入口で検温およびアルコール除菌のご協力をいただくほか、客席に対面パーテーションを設置し、お客様同士の飛沫感染防止に努めています。外気を取り入れた換気システムにより、店内はおよそ5.1分に1回(グループ平均)、空気が入れ替わっています。

画像:お客様に入店時、検温協力のお願い

画像:客席は同一テーブルの対面パーテーションを活用し、お客様同士の飛沫感染を防止

画像:外気を取り入れた換気システムで店内換気を実施

NEWS 2:「子どもの遊び場支援募金」活動開始

6月より、社会貢献活動の取り組みの一環として、全国約2,850店の店頭で「プレイグランド・オブ・ホープ(POH)」が支援する「子どもの遊び場支援募金」に参画いたしました。「プレイグラウンド・オブ・ホープ(POH)」は、2012年以降、困難を抱える子どもたちのために被災地や児童養護施設などに手作りの遊び場を寄贈する活動を続けているNPO法人です。当社もすべての子どもたちがそれぞれの夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指す想いに賛同し、全都道府県に店舗を展開する当社ビジネスを通じて、SDGsの活動に貢献したいと考え、募金活動に伴う遊具などの寄贈およびその設置業務に社員が参画いたします。

NEWS 3:職域接種の実施

職域での新型コロナウイルスワクチン接種を推進する政府発表方針に伴い、 6月から7月にかけて、約1,200名の従業員を対象とした職域接種を実施いたしました。7月末にて、2度のワクチン接種を完了しています。

NEWS 4:アプリにテイクアウトの「モバイルオーダー・決済」機能拡充

中食需要拡大に伴うお客様の利便性向上を目指し、すかいらーくの公式アプリにテイクアウトの「モバイルオーダー・決済」機能を拡充いたしました。事前にアプリからご注文・決済いただくとお店でスムーズに商品をお受け取りいただけるサービスです。
また、しゃぶ葉やガストでロボットを活用したサービスの実験もスタートするなど、ITデジタルを活用した店舗体験価値向上の取り組みを推進しています。

株主メモ

事業年度 事業年度末の翌日から起算して3箇月以内
株主確定基準日 毎年12月31日
剰余金の配当の基準日 毎年6月30日、毎年12月31日
公告掲載方法 電子公告により行います。
ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して行います。
公告掲載URL https://www.skylark.co.jp/company/group_public.html
株主名簿管理人 みずほ信託銀行株式会社
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