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生物多様性

すかいらーくグループ 生物多様性方針

すかいらーくグループは、自然と共生する社会の実現にむけて、生物多様性の保全と再生に取り組みます。

  1. 生物多様性に関する条約や法令の遵守
  2. 森林や海洋の保全と再生への貢献
  3. サプライヤーを通じた持続可能な原材料の調達

2023年2月28日
グループサステナビリティ委員会承認

目標

指標
2030年目標  2050年目標
 国産野菜におけるJGAP又はそれに類する認証比率  50%  100%
 パーム油におけるRSPO認証比率  100%  100%
 紙製品におけるFSC/PEFC認証比率  75%  100%

法的保護地域の尊重と森林や海洋の保全と再生への貢献

当社では、サプライヤー選定時の要件の1つとして、以下を考慮しています。

  • 保護地域での探査、開発を行わないこと 
  • 絶滅危惧種や保護種への悪影響を与えないこと
  • 先住民のFPIC(自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意)の確保
  • ワシントン条約での規制対象種の取引を行わないこと

また、気候変動対策として、森林と海洋の保全に対する取組みを推進します。
森林資源と海洋資源の損失を終わらせるとともに、将来の再生へ向けて、持続可能な資源の利用をサプライヤーとともに推進していきます。

森林破壊防止に関する方針・取り組み

すかいらーくグループは、森林破壊防止に関する法令や規制を遵守することはもちろんのこと、ペーパーレスの推進、認証紙の積極的な活用など、厳しい調達基準に基づき、環境・社会・人権への配慮、生物多様性につながる持続可能な原材料調達に努め、事業活動における森林資源への負荷を最小限とする取り組みを推進します。
具体的な取り組みとしては、紙製品におけるFSC/PEFC認証取得製品を積極的に採用(紙ストローや木製カトラリー、コピー用紙等)している他、主要業態のガストをはじめ複数業態で提供しているコーヒーは、レインフォレスト・アライアンス認証豆30%配合を使用しています。さらにフライ用オイルのブレンド配合を変更しパーム油の比率を下げ、RSPO認証を取得したパーム油導入に向けサプライヤ―と協議しています。また、今後国産野菜・米におけるJGAP認証またはそれに準じる農場管理基準を持つ産地比率を増やす新規産地開発を行っていく方針です。
2022年6月に一部カテゴリにおいて、持続可能な調達の国際規格ISO20400認証を取得し、2023年9月に食材購買グループが所管する18分類の食材調達業務 その他「審査登録適合内容(詳細)」による認証を取得しました。

適用範囲

すかいらーくグループのすべての事業、サプライヤー

ISO20400について

*ISO 20400の認証は、日科技連のプライベート認証となります。

ISO 20400:2017「持続可能な調達- Guidance」は、組織の「持続可能な調達」に焦点を当てたガイダンス規格です。 「持続可能な調達」とは、組織の活動又は製品・サービスのライフサイクル全体に環境的、社会的、経済的影響を最小化しようとする調達で、生産性の改善や価値及びパフォーマンス評価、購入者及び供給者を含む全てのステークホルダー間のより良好なコミュニケーションを可能にすること、革新を促すことによって、組織に対してより多くの価値を提供します。 持続可能な調達に取り組むことで、Q(品質)C(コスト)D(納期)だけではなく、環境、人権、カントリーリスクなどの幅広いリスクに対応した調達が可能となります。

持続可能な調達に関するガイダンス認証(ISO20400)


(クリックして拡大)

登録種別 持続可能な調達に関するガイダンス
適用規格 ISO 20400:2017
登録番号 JUSE-SC-001
登録組織 株式会社すかいらーくホールディングス
購買本部(購買政策グループ、食材購買グループ)
トップマネジメント 購買本部 MD 片山 信行
所在地 東京都武蔵野市西久保1-25-8
登録範囲 食材購買グループが所管する18分類の食材調達業務
その他「審査登録適合内容(詳細)」による
有効期間 2022年6月16日~2025年6月15日
初回登録日 2022年6月16日
改定日 2023年9月27日

レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー




むさしの森珈琲

FSC/PEFC認証取得製品

すかいらーくグループ アニマルウェルフェア方針

すかいらーくグループは、国際獣疫事務局(WOAH)※が示した「5つの自由」の考え方に賛同し、アニマルウェルフェアに配慮した調達活動をサプライヤーと連携し推進していきます。

「5つの自由」
  1. 飢え、渇き及び栄養不良からの自由
  2. 恐怖及び苦悩からの自由
  3. 物理的、熱の不快さからの自由
  4. 苦痛、傷害及び疾病からの自由
  5. 正常な行動様式を発現する自由
アニマルウエルフェアに配慮した調達活動として、以下に取り組みます。
  • アニマルウェルフェアに関する法令や規制を遵守します
  • アニマルウェルフェアに関するステークホルダーとの対話に努めます
  • 原材料調達におけるアニマルウェルフェアへ配慮します

2024年6月18日
グループサステナビリティ委員会承認

※1924年に28カ国の署名を得てフランスのパリで発足した、世界の動物衛生の向上を目的とする政府間機関。
   日本は1930年に加盟。 動物衛生や人獣共通感染症に関する国際基準の策定等を行っている。

適用範囲

すかいらーくグループのすべての事業、サプライヤー

活動事例

自社独自のCSRチェックシートを用いて、サプライヤーに対し現地にてアニマルウェルフェアの取り組みについてヒヤリングを行っています。
CSRチェックを通じて、どのようなアニマルウェルフェアに関する具体的活動や体制が行われているかを確認し、今後種別の重点リスクを特定し、サプライヤーと共に更なる推進や協力強化を行って参ります。