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デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進

成長ロードマップ図 (第1フェーズ~第3フェーズ)

画像:成長ロードマップ
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中長期成長ロードマップに基づく主な取り組み

「全社の生産性向上」と「お客様利便性向上」
に資するDX投資を加速

執行役員
IT本部マネージングディレクター
平野 曉

混沌とする外部環境が続く中、当社はあらゆる業務領域にDXを取り入れていくことで全社の生産性を飛躍的に向上させ、コストプッシュを打ち返す高収益体制への変革を目指しています。

2022年1月、全社横断的な「DX推進プロジェクト」を立ち上げ、全部署にDX専任担当を配置しました。抜本的な業務改革を推進していくとともに、将来的なDX人財の育成を行っています。Withコロナ時代を迎えた今、外食に対する選択眼はますます厳しくなっています。当社は、DXを最大限活用し、外食のみならず、中食、内食まで視野に入れた新しいファミリーレストランのサービスの形を提案していきます。また少子高齢化が進む中、将来的な採用難を見据えて店舗、セントラルキッチン作業のIT化を図ることで、多様な人財が多様な働き方のできる社会を目指します。外食業界には、ITデジタルの活用余地がまだ大きく、レストランビジネスの新しい価値創造に向けて、DXを本格的に推進してまいります。

人とロボットが協働する新しいDX 体験の創出

フロアサービスロボットの導入

2021年末より、ガストやしゃぶ葉を中心に、フロアサービスロボットの導入を進め、2022年内にグループ約3,000台の導入を予定しています。人とロボットの協働により、従業員がお客様満足度向上に時間を費やすことができるほか、歩行数が削減されるなど従業員の生産性向上に寄与しています。特にシニアスタッフにおいては、ロボットによる配膳により、作業が軽量化され負担が軽減されます。また、業務の難易度軽減により外国人スタッフの活躍も推進でき、多様な人財が働きやすい職場につながっています。

進化版デジタルメニューブックの導入

2020年3月以降、ガストやバーミヤン、ジョナサン、しゃぶ葉など、約2,500店舗に導入しているデジタルメニューブック(セルフオーダー端末)がさらに進化します。使い勝手や見やすさなど、幅広い層のお客様のご要望に沿う内容となり、順次切り替えを進めています。デジタルメニューブックには、「お皿を下げてほしい」ボタンも設置しており、非接触を求められるお客様とのコミュニケーションでもご支持をいただいています。

POSの刷新、キャッシュレスレジの導入

入店から退店まで快適な店舗体験をしていただくために、2022年にレジの大幅刷新を行います。有人のPOSレジを入れ替えてより会計業務をスムーズにするほか、全店にキャッシュレスレジを導入し、お会計待ちストレスを解消します。食事の時間をできる限り豊かに過ごしていただくために、ITデジタルを活用した新サービスを今後も検討していきます。

配達員専用アプリの進化

当社は自社でデリバリー人財を採用しており、最短時間・お届け品質にこだわる配達による売上最大化を図っています。その際に活用しているのが、配達員専用アプリです。注文が入ると端末に配達ルートが表示されるため、新人配達員でも迷わず配達することができます※。店舗からはGPSで配達員やお届け先の位置や距離を確認できるので、効率的なサポートが可能です。このアプリにより、デリバリースタッフの定着率向上やお届け時間の短縮、複数業態にまたがる共同デリバリー事業の拡大につながりました。


※ 道路交通法に則った利用を徹底しています。

すかいらーくアプリ機能拡張とデジタルマーケティングの強化

グループの業態を統合してサービスを開始した「すかいらーくアプリ」は、ご利用数1,600万人を超え、登録会員数は約800万人、収集されるデータ量は1日約1,000万レコードに及びます。リアルタイムでパーソナライズしたマーケティング施策が実現できるようになり、天候や気温に連動したクーポンの精度向上、個別店舗の対策、来店利用履歴や行動履歴の活用、Twitter等のSNS対応やメール対応の自動化を推進しています。公式TwitterやFacebook・Instagram、YouTube等を活用し、ブランディングにも力を入れています。当社はテイクアウトサイトおよび宅配サイトを別の会員基盤で運用していましたが、2021年にアプリからテイクアウトのオーダーが可能となりました。今後宅配基盤も統合することで、お客様にとっての利便性を向上させる方針です。また、通販事業においても2022年3月より、公式アプリからの注文が可能となりました。60歳以上を対象とした優待パスポートの搭載などアプリ内であらゆるサービスを享受できるワンストップサービスを構築し、来店頻度の向上とロイヤルカスタマー化を図っていきます。

店舗バックオフィスや本部・セントラルキッチンでのDX 推進

食材や消耗品の発注業務の一部自動化や雇用契約書の電子化、予測客数や週間予定に合わせたワークスケジュールの自動作成のプロトタイプの構築など、店舗のバックオフィス業務の自動化による生産性向上に取り組んでいます。また、コロナ禍で在宅勤務や遠隔でのミーティングなど新たな働き方が定着する中、当社でも全社的にチャットやテレビ会議の活用を推進するなど、ITデジタルを最大限活用した業務改革を実行しています。
すかいらーくの事業の多様化に対応可能となるマーチャンダイジングシステムの刷新を図るとともに、M&Aに対応可能なシステムインフラのクラウド化・オープン化とセキュリティの強化を促進しています。また近年のサイバーセキュリティの脅威に備え、全社のシステム基盤をより堅牢化する対策を行うとともに、従業員のセキュリティ研修を強化しました。当社は、ITデジタルの活用による「お客様の利便性」と「従業員の生産性向上」を強化し、企業競争力を高めていきます。